【見かけだけの難関?】医学部学士編入の難易度

医学部学士編入試験

医学部学士編入ってとても難しいんでしょ??

それなら再受験にしようかな。。

シュン
シュン

雑誌では「ウルトラE難度」って呼ばれることもあるね。

その実際についてお話しするよ。

こんにちは。脱サラ編入医学生のシュンです。

みなさん、医学部学士編入は超難関と思っていませんか?それは正しくもあり間違ってもいるのです。今回は医学部学士編入の難易度の実際についてお話しします。

医学部学士編入って難しいの??

いきなり結論から書きます。医学部学士編入で合格することは普通の医学部入試よりは簡単でしょう。その理由としては、

  • 科目数が少ない
  • 狭く深くの勉強
  • 複数の大学を受験出来る

の3つが挙げられます。

科目数が少ない

<普通の医学部入試>

センター試験+2次試験を受けなければなりません。センター試験は90%ほどの高得点が必要になりますし、大学によっては理科3科目が必要です。

<医学部学士編入>

最も科目数が少ない大学は生命科学の1科目のみで受験が可能な大学もあります(その大学はTOEFLのスコアが必要です)。

大半の大学が

  • 生命科学+英語
  • 生命科学+英語+物理・化学

のみの科目で受験ができます。中には数学が必要な大学もありますが、少数派となっております。つまり、学士編入試験はセンター試験を受けなくていいですし、国語や社会はおろか一部の大学を除き数学でさえ勉強する必要はありません。

狭く深くの勉強

医学部学士編入試験の生命科学は、大学受験の生物とは異なります。レベル的には大学〜大学院レベルの生物です。そのため、問題の難易度は高いです。

一方で、高校生物で習う植物分野や食物連鎖などの分野の問題はほとんど出題されません。ほぼ勉強しなくても良いほどです。そのため、普通の入試のように「広く浅く、すべてを完璧に網羅的に」ではなく、「狭く深く」の勉強が求められます。

とはいえ科目は生物を中心とした生命科学ですので、社会人の方など勉強時間が限られる人でも対策はしやすいでしょう。

複数の大学を受験出来る

普通の医学部入試との最も大きな違いがこれでしょう。

医学部学士編入試験は日程とお金が許す限り、何校でも受験できます。これが出来る理由は大学ごとに試験日が違うためです。大体6月〜12月くらいまでが試験シーズンです。この約半年の間に各大学が試験日を設定しています。

もちろん日程が被っている大学もあり、それらの大学は同時には受けられません。しかし、理論上は20校ほどを受けることが可能です。

普通の大学入試は前期後期合わせて2回しか受けられないことを考えると、とても魅力てきですね。

なぜ「ウルトラE難度」と言われているか

この理由は最終倍率の高さによるものです。一般的に医学部学士編入試験の最終倍率は20〜40倍になる大学が多いです。定員5人に対して出願者が200人もいることもあります。

中には10倍程度の大学もありますが、そのような大学は試験自体が非常に難しく試験科目数も多いです(東京医科歯科大学など)。

つまり、多くの大学で合格率は2.5%〜5%です。この数字を鵜呑みにして「ウルトラE難度」と言っているのです。

一方で、普通の医学部入試の倍率は4倍前後の大学が多いです。そのため、最終倍率を見ると圧倒的に医学部学士編入の方が難関ということになります。

しかしこれにはカラクリがあります。私自身、編入予備校のカウンセリングなどでは、最終倍率を「見かけの倍率」と表現しています。

最終倍率のカラクリ

医学部学士編入試験の最終倍率は見かけ上のものです。と言いますのも、医学部学士編入試験の受験生は大きく分けて

  • ガチ勢
  • 明らかに学力が足りてない組
  • 記念受験や一発逆転狙い

に分けられます。これは普通の医学部入試でも同じでしょう。

しかし医学部学士編入試験の場合、明らかに学力が足りてない組と記念受験組がとても多いのです。

それには理由があります。それは「受験で落ちても、生きていける」人が多いのです。医学部学士編入試験の多くが現役の学生や社会人です。彼らにとって、試験に落ちても職を失うわけでも退学させられるわけでもありません。「受かったら医師になれるし、とりあえず受けてみよう」という感覚の人が多いのです。すなわち、ローリスク・ハイリターンを狙っている方が多いのです。

一方で、仕事を辞めて編入試験の勉強をしているような方をガチ勢と呼んでいますこのような方は、学力不足の人はあまりいません。彼らは「試験に落ちる=社会的地位を失う」ということですので、必死に勉強をしています。

そのため、ガチ勢にとっては明らかに学力が足りてない組や記念受験や一発逆転狙い組は敵ではありません。しかし、倍率にはそれらの方々の人数も含まれるので見かけ上は難関の試験となります。

私の学士編入の同期は

編入試験には、クリボーレベルの人が多すぎる。

とまで言っています。それは私も同意見です。つまり、

ガチ勢にとっては実質倍率は下がるし、記念受験組はほぼ受からない試験

なのです。クリボーがクッパを倒すことはあまりないのです。

複数校受けられることによる影響

医学部学士編入は複数校受けられます。また時期も6月〜12月と長期間に及びます。

そのため前半ほど学力の高い人が多く、後半ほど少ないという現象が発生します。ただし全ての大学で記念受験組は存在するため、見かけの倍率は高いままです。

実際医学部学士編入予備校のデータでも、高偏差値の人ほど前半の受験校で合格しており後半になるにつれて偏差値が低下していくという結果が出ています。高学力の人から抜けていく試験なのです。

つまりある程度のガチ勢であれば、後半まで試験を頑張ることで自身の相対的な学力が上昇するのです。結果的に合格の可能性もアップします。私の受験仲間を見ても、偏差値の高い人から順番に合格していきました。

倍率は高くても、合格可能偏差値はだんだん下がる

まとめ

医学部学士編入試験は、

  • ガチ勢にとっては一般入試より受かりやすい
  • 記念受験してもほぼ受からない

という試験です。

「合格できたらいいな」でなはく「必ず合格する」という意気込みで勉強しましょう。

脱サラ編入医学生のシュンでした!