こんにちは、国立大の医学生のシュンです。
私は数年前、医学部学士編入という制度を利用して、サラリーマンから国立大学の医大生になりました
その昔、具体的には高校3年の時、医学部の受験を考えました。
しかし「家庭の事情」から、その際は医学部を受験せずに大学の理系学部に進学、大学院で修士号を取得したのちに、都内の会社でサラリーマンとして働いていました。
そのため私は、一般入試をもう一度受験する“再受験”ではなく、社会人からの“学士編入”という方法をとりました。
さて、上の文で「家庭の事情」と記しましたが、具体的には
- 私立の医学部の学費は払えない
- 浪人禁止
という2つの制約でした。
これらの制約の下、当時の私の学力では「現役」で「国立医学部」に確実に受かるとは言い切れなかったため、生物系学部に進学することになりました。
もともと研究には興味があったため大学時代は研究活動に勤しみ、卒業後は大学院に進学しました。
大学院では、医学部の研究室に進学し、医師とともにとある消化器病の研究をしていました。
研究をしつつ就職活動をした結果無事に内定をもらうことができました。
その後、医者の上司と飲みに行った際に言われた「嬉しかった言葉」があります。
「俺(上司)はまた将来シュンと仕事がしたいと思っている。お前は医者になったほうがいい」
この先生の言葉が、まさに「人生を変えた一言」となったのです。
この一言は、私が大学院を卒業しサラリーマンとして働いている時も、頭の片隅から離れないものとなりました。
サラリーマンとしての生活は、充実したものでした。しかし、「医師として社会に貢献したい」という気持ちは日に日に強くなるとともに、こう思うようになりました。
「オレ、この会社にずっといても、定年退職した次の日に絶対に後悔してるわ、、、」と
サラリーマンとしてのキャリアが浅いくせにおこがましいという意見もあるでしょう。しかし、自分自身の頭の中に芽生えた考えは自分だけのものなのです。
会社が休みの日曜日に、医学部学士編入試験予備校の説明会に行きました。
その後、予備校に入校するまでに半年ほど期間が空きましたが、ある年の12月に予備校に入校し、サラリーマンとしてフルタイムで働きながら、受験勉強を行いました。
そして編入試験勉強開始後1年以内に、とある国立大医学部医学科の学士編入試験に合格することができました。
そして、現在は医学生として、医師になるための勉強に日々励んでおります。
このように、紆余曲折あって脱サラ→医学生となった私です。様々はノウハウ、経験、体験談等があります。
今後は、それをみなさんにお伝えしていきたいと思っています。